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地域・暮らし

静岡市で進む二地域居住の取り組み|家を買う前に「通える暮らし」を試す

空き家ノート編集部 · 公開 · 更新

資料公表:2026年9月15日/事業計画:2026年8〜10月の初回研修など

静岡市では、首都圏の企業で働く人と地域の活動をつなぐ二地域居住の取り組みが進んでいます。家だけを先に決めるのではなく、通う理由や地域での接点をつくるという視点は、空き家探しにも参考になります。

発表された取り組み

静岡県の9月15日公表資料では、静岡銀行、アドレス、静岡市、静岡県によるコンソーシアムの取り組みを紹介しています。首都圏企業の社員が地域活動や地域企業との交流を通じて、継続して関わる先を探すプログラムです。

全3回の初回プログラムでは参加者15人、受入企業8社を予定し、用宗・蒲原などのエリアが含まれています。これは公表された計画と実施中の取り組みの紹介であり、全日程の実施結果や移住実績を確認したものではありません。

出典:静岡県:静岡市の二地域居住先導的プロジェクト(公表資料・PDF) ↗(2026年9月15日公表)

空き家探しにどう関係する?

ここからは編集部の見方です。二地域居住では、家に滞在する日だけでなく、不在時の管理や移動の負担も選ぶ条件になります。気に入った街で短期間過ごし、買い物、仕事、移動を実際に試すと、間取りや価格だけでは見えない条件が分かります。

地域で手伝える仕事や通いたい店、人との接点ができると、滞在の頻度も具体的に考えやすくなります。今回のプログラムに参加できるかどうかとは別に、「暮らしを試してから家を選ぶ」という順番を参考にできます。

内見と一緒に試したいこと

編集部では、観光だけの訪問と分けて、普段の生活を一度再現することをおすすめします。

  • 普段の仕事がある日に移動し、駅から家までの時間と交通費を測る。
  • 通信環境、食料品の買い物、病院など、自分に必要な生活動線を歩く。
  • 不在中の換気・庭・郵便物を誰が管理できるか、近隣や事業者に確認する。
  • 地域ごとの災害リスクや避難先を、住所が分かった段階で確認する。

「盛り上がっている地域」と断定しない

この発表から確認できるのは、二地域居住を支える取り組みの存在です。少人数のプログラムだけで、市全体の住宅需要や地価の上昇までは判断できません。今後の継続参加や居住につながった結果が公表されたときに、別の材料として追いかけたい地域です。

参照した資料